アニメ、マンガの独り言

好きなアニメや漫画の話なんかをだらだらと。

マンガ「春の呪い」を紹介してみる

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このマンガがすごいで2017オンナ編2位との事で2巻完結だし読んでみた。

ざっくりと内容説明すると亡くなった妹の恋人と姉が付き合う話です。

夏美と春と冬吾

なぜそんなややこしい展開になるかというと、お家の事情でお見合いをさせられた柊冬吾は柊の血筋にあたる立花家の姉妹、姉の夏美か妹の春のどちらかを選ばないといけない状況になります。

主人公の夏美はざっくばらんなタイプ、春は頭も良く正統派大和撫子で冬吾の親も初めから春を相手に選ぶつもりで話を進め二人は交際を始めました。
ですが春は身体を悪くして亡くなってしまいます。

そして元々お家の事情で交際を始めたので妹が亡くなったから今度は姉と交際してはどうかという話になり、夏美は冬吾と春が一緒に行った所に連れて行って欲しいという条件で交際を始めます。

 夏美と冬吾の共通点

夏美の家庭は親の仲が悪く唯一心が許せる存在は妹の春だけで、いつか二人で家を出て一緒に暮らすことを夢見ていました。
その事を決めてから夏美の行動は基本的には妹の春が基準となり、二人暮らしのためにアルバイトをしたり、進路は身体の弱い春のために栄養士を目指します。

しかし自分には春しかいないと色んな事を頑張ってきましたが、春は本気で冬吾の事を好きになってゆき自分の存在価値や、冬吾への嫉妬、そして亡くなった妹の恋人と付き合う事への罪悪感でそれこそ呪いの様に雁字搦めになっていきます。


一方冬吾は親の決めたレールの上を歩くような親基準の人生で進路や就職も親が決めて自分のやりたい事も特にない、ある意味では空っぽな人間です。

そんな自分以外の人間基準に生きてきた二人が交際を続けていく中で少しずつですが心境の変化が生まれていくというお話です。

 感想

このマンガがすごいのオンナ編で2位だったのでやはり女性目線のお話かと思いましたが「喰う寝るふたり、住むふたり」の様な一つのお話は彼女目線で話が進み、次の話で彼氏目線で心境の説明が入るという方式なので男の私でも楽しんで読めました。

 

以下のサイトで試し読みができるので参考にどうぞ

booklive.jp