アニメ、マンガの独り言

好きなアニメや漫画の話なんかをだらだらと。

マンガ「懲役339年」を紹介してみる

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題名と表紙に惹かれなんとなく読んで見たら結構面白かったので紹介。

物語の最重要人物、革命家「ハロー・アンサヒー」

革命家ハローは反乱を起こしますが失敗に終わり懲役339年を言い渡されます。
ですがもちろん一人の人間が339年も刑期を全うできるわけがありません。

で、どうするかというとハローの死後、ハローの生まれ変わりであろう人間を探し出し刑務所にぶち込み二代目ハローが死ぬとまた三代目、四代目と続いていきます。

 

 生まれ変わりで決められた貧富の差

この世界では「転生」が重要視されていて、例えば前世が国のお偉いさんなら今世は人生安泰という親の七光りならぬ前世の七光りの様な制度が存在します。

逆に前世が犯罪者や貧困層の人間なら今世も貧困層の家庭に生まれ、ろくな教育も受けれないので仕事にもありつけず犯罪に走るという負のループに陥ります。

しかもどの様に生まれ変わりかを判断するかは目の色が一緒だとか、髪の色が似てるとか、傷が一緒のところにあるなど結構アバウトで、この制度がある限り一生貧富の差が埋まらないと感じたハローは反乱を起こしました。

そして前世の記憶や犯罪を起こしたわけではないのに刑務所に収容された歴代のハローや、ハローに関係する人物を中心にストーリーは続いていきます。

 

 感想

個人的にこのマンガの面白い所は主人公が誰だかわからない所だと思います。

世代によってハローが中心だったり、刑務官が中心だったり、初代ハローと同じく反乱を起こそうとする人物が中心だったり、誰が中心にいるかで全然見方が変わるので展開が目まぐるしくて一気にのめりこみました。

 

以下のサイトで試し読みもできます。

urasunday.com

単行本も全4巻なのですぐ読めますし、もし読むものに困った時はぜひ読んでみてください。